舞台とわたしの新しい日常 Vol.7 君沢ユウキの、稽古着披露

このコラムでは、公演が待たれる俳優やクリエイターに、“とっておきの稽古着”姿を披露してもらう。彼らは今、どんな稽古着を着て、新しい生活様式の中で臨む舞台に何を思うのか。第7回に登場するのは、「毎月、どこかの舞台にいるんじゃないか」と思わせるほど、近年の出演作は枚挙にいとまがない君沢ユウキ。特撮ドラマ「仮面ライダーW」の園咲霧彦役で“尻彦”の愛称を得て以降、2.5次元ミュージカルからストレートプレイまで多彩な作品を、確かな存在感で支えている。彼の肉体美への需要と供給のマッチもさることながら、アニメの声優に挑戦するなど、意欲にあふれる君沢。「俳優になる気持ちは1ミリもなかった」そうだが、病弱で学校を休みがちだった幼少期を舞台に救われ、海外を巡る仕事を目指す前に「猪突猛進な性格だから、一度国外に出たら戻らないかもしれない。最後にやりたいことをやってから」と、この世界に足を踏み入れ、今に至った。次に控える舞台は、二十代の頃から君沢が憧れていたという劇団鹿殺しの「ザ・ショルダーパッズ」(「銀河鉄道の夜」「少年探偵団」)。出演者は裸に肩パッド2枚の衣装で、宮沢賢治と江戸川乱歩の劇世界を立ち上げる……。同作へ向けて絶賛稽古中の君沢が、普段の稽古着とそのこだわりを語ってくれた。