ミュージカルの話をしよう 第2回 中川晃教、“音楽がありミュージカルがある”それが僕らしさ[前編]

生きるための闘いから、1人の人物の生涯、燃えるような恋、時を止めてしまうほどの喪失、日常の風景まで、さまざまなストーリーをドラマチックな楽曲が押し上げ、観る者の心を劇世界へと運んでくれるミュージカル。その尽きない魅力を、作り手となるアーティストやクリエイターたちはどんなところに感じているのだろうか。このコラムでは、毎回1人のアーティストにフィーチャーし、ミュージカルとの出会いやこれまでの転機のエピソードから、なぜミュージカルに惹かれ、関わり続けているのかを聞き、その奥深さをひもといていく。第2回には、18歳でシンガーソングライターとしてデビュー、その翌年にはミュージカル界のスターとなった中川晃教が登場。ミュージカル「モーツァルト!」では天才故に苦悩するヴォルフガング・モーツァルトを、ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」では“天使の歌声”と言われるフランキー・ヴァリを生き生きと演じ、いずれも高い評価を得た。躍進が続く中川も、来年デビュー20周年。「音楽があるからミュージカルに打ち込めた。ミュージカルのおかげで、新たな可能性に飛び込めた」と語る中川に、音楽とミュージカルへの思いを聞いた。