DIAMOND☆DOGS 15周年記念公演シリーズ FINAL『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION 2018』 DIAMOND☆DOGS囲み座談会

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今公演をもって充電期間に入ることが発表されているDIAMOND☆DOGS (D☆D)の、15周年記念公演シリーズ FINAL『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION 2018』が、6月27日~7月4日、銀座の博品館劇場で上演される。

『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION 』は、ミュージカルの名場面、ビッグナンバーをD☆Dならではのダンスシーンも盛りだくさんに、ミュージカルコンサートを超えたミュージカルショーとして、ゲストを含めた全員で歌い踊るD☆Dのショーステージの中でも、大きな特色のある人気公演。今回のゲストはこの『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION 』お馴染みのイ・ヒョン、法月康平、紅一点の木村花代、そして初参加となる泉見洋平で、彼らを迎えてD☆Dのメンバーが躍動するラストステージに向けた、白熱した稽古が進んでいる。


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そんな稽古場で、D☆Dメンバー、東山義久、森新吾、小寺利光、中塚皓平、和田泰右、咲山類、TAKA の7人が揃っての囲み座談会が行われ、7人の公演への意気込み、そして小寺利光とTAKAの卒業、D☆Dのこれからを語り合ってくれた。

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咲山類、和田泰右、中塚皓平、森新吾
小寺利光、 東山義久、TAKA 

 
最後ではなく、新しいスタートとなるステージに

──現有メンバー最後の『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』となりますが、どんな構成に?
 『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』シリーズは今回の「2018」で4回目になります。そしてD☆Dの15周年と、現有メンバーでのファイナルが重なりまして、『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』シリーズ自体も今回で一端お休みするという形になるとは思います。でも最後ということではなくて、このステージがそれぞれのまた新しいスタートになれるように、ゲストもこれまではもっとたくさん出て頂いていたのですが、今回はギュっとコンパクトにして、その代わりにD☆Dメンバー1人ひとりにお客様の記憶に残るような場面を作ろうということでやっています。
──その中で皆さんそれぞれの見どころは?
 僕は全体を俯瞰的な目で見ている部分がありますので、常に真摯に1曲、1曲ずつのすべてが見どころだと思っていますし、更にD☆Dメンバー1人ひとりも見て欲しいし、もちろん全員が板の上に立っている姿をお客様に観て頂きたいなと思います。
咲山 『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』は本当に色々な楽曲の様々な魅力にあふれているので、真面目に楽曲に取り組んで歌えば、感動して頂けると思うんです。ですからガッツリ力を入れて歌いますし、先ほど観て頂いたような皆で楽しくワイワイという場面をはじめとして、ミュージカルの喜怒哀楽すべてが詰まっている舞台になっていますので、それらを幅広く楽しんで頂けたらと思います。
中塚 初演の時はAKANE LIVさん、前回でしたら峰さを理さんが歌われている中で踊りを使って表現をしていたところで、今回は今はまだゲストの方なのかメンバーなのか、ちょっと言えないんですけれど、前回よりも色々な経験をさせて頂いたあとの、ステップアップした表現、新たなアプローチの仕方でできたらなと思います。

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和田 ミュージカルにあまりご縁がない方に、これはどういう作品なのかな?と思って頂ける機会になる舞台だと思っていて、出会いの入り口になるのが『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』であって欲しいなと思っています。
TAKA  今回ソロで歌う曲がたくさんあるのですが、(森)新吾さんとか、構成・音楽監督の(宮崎)誠さんと話して、英語の曲を作詞してみたら?と言って頂いて。それで詞を書かせてもらって、今回卒業という形なのでそういう想いも込めて書いた詞を歌わせてもらえるので、色々届けられればなと思っています。
東山 俺はさっき話したから(※注・泉見洋平、法月康平、木村花代、東山座談会参照)次に行こう!
小寺 『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』は、王道ミュージカルから、ロックミュージカル、ミュージカル映画等、多種多様なところから持ってきた音楽を、演出・振付でD☆Dらしいものに森君が創ってくれているので、唯一無二の作品になっています。個人的なところではまたタップをさせて頂いて、皆も出てきてくれるので楽しくやりたいと思っています。
東山 俺は出てないけどな(笑)。
小寺 D☆D皆で、ちゃんと6人でやっているので(笑)。
TAKA  (東山にポスターを示して)D☆Dじゃないじゃん(爆笑)。
東山 一応ゲストっぽく扱って頂いているだけだろ!(笑)

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キャリアを重ねたならではの選曲の妙

──具体的な曲名で教えて頂けるところはありますか?
 2幕の日替わりのところはお楽しみにさせて頂きたいのですが、他の部分はむしろそれを楽しみにして頂けるのであれば、曲名が出ても構いませんよ!
──では是非、皆さんが楽しみにしている楽曲を教えてください。
 まだ順番は調整中なのですが、2幕にD☆D7人で『ライオンキング』の楽曲をやるので、そこは感情が沸き立つような瞬間になるんじゃないかな?と思っています。7人でこれをやるってすごく良いねと言うシーンもありますね。僕が演出をしているのでワルフザケな部分もあって(笑)。もちろん作品からかけ離れてしまわないように、根底の部分はきちんと残しているのですが、その中で皆がどのくらいふざけられるかを楽しみにして欲しいです。
咲山 前回もやった『イン・ザ・ハイツ』の「ブラックアウト」という曲をもう1回、D☆D6人でお届けしますけれども(爆笑)、あとから追加でやっぱりこれやりたいねと入れた曲で、それぞれの個性が生きていて。しかも久しぶりに歌った時にやっぱりハーモニーが落ち着いていて、TAKAちゃん筆頭に数を重ねたことで成長が見えているので、新しい『イン・ザ・ハイツ』を皆さんにお届けしたいと思います。
中塚 僕は『レ・ミゼラブル』のシーンですね。毎回1幕ラストに「ワン・ディ・モア」は歌っているんですが、どちらかと言うとコーラスで終わるという形だったんですね。でも今回は泰ちゃん(和田)と一緒に踊ったりもしていて、僕は『レ・ミゼラブル』の舞台に出たことはありませんが、より深く楽曲が歌えるのが楽しみです。
 東さん(東山)と泉見さんが実際の舞台でやっているという強みはやはり大きいので、僕らは『レ・ミゼラブル』には出ていませんが、コーラス等で参加することによって作品の中に入っていける実感を持ちながら稽古ができているので、たぶん素敵なナンバーになると思います。

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和田 たくさん好きな曲はあるのですが、毎回のオープニングの「Magic to do」は『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』が始まった!という懐かしい想いと、また今年も新しくという想いが入り混じって、あの曲を聴くと夏を思い出すという気持ちがします。たぶんお客様にも「始まった!」という感覚を持って頂けるのではないかな?と思うので、好きですね。
TAKA  やっていてすごく楽しいのは『CATS』の「スキンブルシャンクス」ですね。リーダーは出てないんだけど(爆笑)。踊って歌ってキャッキャして楽しいです。
 40歳以下の車両の話なので(笑)。
東山 それで俺はいない訳?(笑)、もう俺がいない方がまとまりが良いんじゃないの?(爆笑)。見ていてすごく好きなのは、また俺は出ていないんですけど(笑)『メリー・ポピンズ』の「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」。歌も花ちゃん(木村)にとても合っているし、利(小寺)がすごく張り切って踊ってくれていて、あそこは非常にショーアップされているので楽しんで頂けるんじゃないかなと思います。
小寺 リーダーも最後の方に出るかも知れないですよ?(笑)
東山 2パターン用意してもらって、最後の日に出るかも(笑)。
 最後の最後にね!
東山 4小節だけとか(笑)。
小寺 僕は「明日への道」というナンバーですね。すごくキーが高くて大変なんですけれども、皆で正面を向いて歌う時に気持ちが良いなと思っていたので、それがもう1度できるのは嬉しいです。
 D☆Dも年を重ねるに連れて、選曲もやっぱり大人っぽくと言うか、気持ちに刺さるような曲が多くなってきたんですね。でも構成していてやはりお客様に喜怒哀楽を感じて頂きたいなと思ったところで「ブラックアウト」が戻ってきたりですとか、今やっても大丈夫な曲、敢えて若い曲を大人が歌う妙味などもあるなと。それは4回やってきて僕らの経験値が上がったのもありますし、今回泉見さんに入って頂いたことによって、やはりキャリアがすごい方なのでその効果も加わって『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』自体が年を重ねた、キャリア重ねたステージになっている気がしているので、最初から最後まで楽しんで頂けると思います!

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形が変わるだけで、一生の仲間であり家族である7人

──非常に寂しいのですが、現有メンバーで観られるファイナルステージということなので、この10年を共にされた皆さんから、卒業されるお二人にメッセージを。
咲山 D☆Dは卒業しますけれども、二人共死んでしまう訳ではないので(笑)。
小寺 殺すな!(笑)
咲山 今後も音楽をやる時にゲストで出るとか、ライブで「もう1回ハモりながら歌おうよ」とか、お客様がもし観たいと言って頂けるのであれば、フレキシブルに柔軟にやっていけたらいいかな?と思っています。
中塚 ええ、どうしよう、なんか照れるね。
小寺 いいじゃない普通の感じで!何もかしこまって言うことじゃないでしょう?(笑)
中塚 いや、ちゃんと言わないと(笑)。別に縁が切れる訳じゃないから、たぶんすぐにどこかで会うでしょう。だから二人共身体に気をつけてね!
小寺 ありがとう!もう若くないからね(笑)。
中塚 そう中年だから(笑)、色々気をつけて!
和田 僕はTAKAとはプライベートでも仲が良いので、また遊ぶと思ってますけど。

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──今、小寺さんが「自分は?」というお顔をなさってます!
和田 あぁ、まぁまぁ(爆笑)。利ちゃんには今までも色々と話を聞いてもらってきた兄貴的存在なので、そこもこれからも変わらないと思っています。卒業したとは言っても今後のD☆Dについての相談みたいなものもできたら、お互いに良くなっていくのかな?と思っているので、よろしくお願いします!
小寺 チャス!
 信頼している二人なので、卒業という形にはなりますけれども、たぶん僕から連絡を入れることは多々あると思います。だから僕ら的にはそこまで「二人がいなくなって」ということではなくて。形は変わるけれども向き合い方は同じだと思いますから、そこまで実感もないんです。あまり重い感じではないですね。
東山 まぁ、もう本当に2度と一緒にはやらないので(爆笑)。
TAKA  絶対やらねー!(爆笑)
小寺 まぁ、なんかあった時には4人で頑張れば良いんだから!(笑)協力するから!
東山 いやいや、問題がある。俺がいないと誰もセンターを取れない!(笑)
小寺 じゃあ、センターにゲストをお招きして(爆笑)!

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東山 そうだな(笑)。ええと(笑)、今、利がはじめて来た時のことを思い出していたんですけど。すみだパークのスタジオで、当時のオープニングを振付けていて、オーディションみたいな形だったんです。でもこいつ全くできなくて(笑)。「なんか得意なことある?」って訊いたんだよね?
小寺 「タップシューズは持ってきました」と。
東山 それでタップをはじめたら皆で「おぉ~!」と。「あ、タップは俺らになかったな」と思ったのがひとつと、当時は王子様みたいだったんで。今は「う」が取れて「おじ様」になってますが(爆笑)。
小寺 立派なおじ様になりましたね!(笑)
東山 あれから14年かと。またTAKAが入って10年。最初は全然俺らと喋らないし、コミュニケーションも取ろうとしないし、2年経ったら辞めると公言するくらいだったのですが、今となっては「僕がいないとD☆Dはできないだろう?」と言うくらいに成長してくれて。曲も創り、コンサートだったら先頭になってやってくれるようになりました。だから確かに感慨深いものはあります。この作品、この7人のD☆Dで『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION』をやるという意味では、やっと二人にとっても俺たちにとってもスタートラインに立った、そういう公演なのかな?と思っています。そこから先は今までD☆Dで培ってきたものを、蓄えた技術を、これから1人ひとりがお見せする。ある意味見せつけるというくらいの気持ちの充電期間にしたいです。二人もこれからも変わらず、それぞれに活躍してくれると思います。

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──卒業するお二人はD☆Dにいた時間について改めて振り返ると?
小寺 今リーダーが言いましたけれど、初めての時にはリーダーに振りを教えられて「踊ってみて」と言われたんですが、全然踊れなくて。「これはダメだな」と思っていたのですが、タップをさせてもらったことがアクセントになり、何より元々その前の仕事で森君と一緒にやらせてもらっていたので、新ちゃんが僕のことを「とても良い子ですよ!」と言ってくれた、その一言で全部決まったんです。だから本当にありがたいと思っています。
 いやいや。
東山 俺には?(笑)
和田 思ってるって、ちゃんと!(笑)
小寺 もちろん何年もいる間には紆余曲折色々なことがありましたが、その度に新しいメンバーも含めて、大変なことは7分割して、楽しいことは7倍楽しくてという仲間がいるのは、もう一生の仲間ができたんだと思っているので、皆さん頑張ってください!
TAKA  僕が入った時は確かにね…。
東山 ひどかったよ!(笑)
TAKA  目も見られなかった、直視できなかったから。でもあの時はあれで自分なりにね。
東山 カッコつけてた?
TAKA  うん、カッコ良いと思ってた。でも性格が変わったという訳じゃないけれども、リーダーが言ったみたいに、10年経てば変わるんだなというか、変えてくれたというところもあります。さっき類が言ってくれたように、現場からは離れるけど、また違った形で一緒にさせてもらえるのであれば、やりたいと思うし。だから「ちょっとTAKA来て!」と言ってもらえるような自分でいないといけないし、それ以上に皆に会って恥ずかしくないような自分になっていかないといけないと思っています。だからそういった面では普通に、別れという感じではないです。本当に、これからも存在しますという感じです。
東山 OK!

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──お二人が観てみたいD☆Dさんの舞台はどんなものですか?
小寺 次には確実に現状じゃない形になっていくと思うので、それを活かした作品や舞台を創ってくれると思いますから、自分が卒業して良かったと思える舞台を創って欲しいです。
TAKA  ライブが観てみたいですね。僕はD☆Dのライブを観たことがないから(笑)。僕の曲は全部置いていくし、これからも追加していくので!
全員 おぉ~!(拍手)
──D☆Dの充電期間もそんなに長くはないのですよね?
 皆さんが帰ってきて欲しい!と言ってくださるのであれば、すぐにも帰ってこられるように準備はしておきます!
東山 今は7月4日のステージの終わりまでのことしか考えていないのですが、今二人が言ったように皆家族なので、弟二人が出稼ぎに行くというくらいの気持ちでいます。ですから、再始動した時にはD☆Dがひとつ上のステージに行っていないといけないと思っています。「二人がいた時が一番良かったね」と言われないように、これはメンバーが入れ替わる度に思うことなんですが、今以上のD☆Dになる為の、組織としての個としての充電期間を経て、二人が見ても恥ずかしくないようなグループになっていきたい。それが自ずと再始動の時期「よし行ける!」という時期として決まってくると思います。その為にもこのメンバーでやれる『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION 2018』を最高の舞台にするので、是非1人でも多くの方にご覧頂きたいと思っています!

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〈公演情報〉
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DIAMOND☆DOGS 15周年記念公演シリーズ FINAL
『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION 2018』
構成・音楽監督◇宮誠
演出・振付◇森新吾
出演◇泉見洋平/東山義久、法月康平、イ・ヒョン/木村花代 
DIAMOND☆DOGS (森新吾、小寺利光、中塚皓平、和田泰右、咲山類、TAKA )
●6/27~7/4◎博品館劇場
〈料金〉9,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉博品館劇場 03-3571-1003
http://theater.hakuhinkan.co.jp/pr_2018_06_27.html



【取材・文・撮影/橘涼香】



ミュージカル『GRIEF7』


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