タクフェス春のコメディ祭!『笑う巨塔』間もなく開幕! 宅間孝行・篠田麻里子・松本享恭 インタビュー

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松本享恭・宅間孝行・篠田麻里子

泣けるタクフェスが、「春のコメディ祭!」として立ち上げた、笑えるタクフェスシリーズの第2弾『笑う巨塔』が、3月29日から4月8日までの東京グローブ座公演を皮切りに、愛知、兵庫、愛媛、福井で公演を行う。
 
この作品『笑う巨塔』は、2003年東京セレソンデラックスで『HUNGRY』として発表されたシチュエーションコメディで、2012年『笑う巨塔』として上演。なんとこの作品で宅間孝行は東京セレソンデラックスを解散。セレソン12年の歴史に幕を降ろした記念すべき!?最後の作品で、映像でも残っていない幻の傑作コメディだ。その作品が今回、6年の時を経て満を持しての再演となった。
 
【あらすじ】
東京はとある所にある「四王病院」。この病院に総選挙を間近に控えた山之内代議士が突然倒れ運び込まれた。山之内の息子であり、父親の秘書も務める蓮太郎たちは検査の結果をやきもきしながら待ちわびていた。 
一方、とび職の親方、花田浩美は検査の為入院していた。そこに一人の男が見舞いにやって来る。 昔、浩美の元で修行をしていた富雄が数年振りに現れたのだ。しかしこの男、とんでもない迷惑者。 富雄との再会に喜ぶのは浩美の娘、ふみばかり。 
また政界の古狸、浜惣こと浜村惣一朗は、元横綱・三子山親方を見舞いに来ていた。 総裁選を控えた大事な時期に仕事をほったらかすなど相手陣営に知れたらとやきもきする秘書をよそに、ばれる訳がないと意気揚々の浜惣であったが…。 
患者、見舞い客、医者、看護師、水道屋…様々な想いや事情が交錯し、平穏だった病院はとんでもない事態に…。
 
今回のキャストは、親方の娘ふみに篠田麻里子、山之内代議士の息子・蓮太郎に松本亨恭、とび職の親方には片岡鶴太郎、その妻にかとうかず子、政界の古狸・浜村代議士には石井愃一、山之内代議士の秘書・芥川に梅垣義明 病院の看護師に鳥居みゆき、そして親方の元弟子で迷惑者の富雄には作・演出も手がけている宅間孝行と、個性溢れる顔ぶれが揃った。
その『笑う巨塔』について、宅間孝行・篠田麻里子・松本亨恭の3人が語り合った「えんぶ4月号」の記事を、別バージョンの写真とともにご紹介する。

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稽古場でたくさん笑われて
恥ずかしさをクリア

──今回このお二人に出ていただきたいと思った理由から聞かせてください。
宅間 まず、まりこ様(笑)はヒロインポジションなのですが、今回は今まで一緒にやったことない女優さんに出ていただきたいと思って探していたら、篠田さんの名前が浮かんできて。グループでも際だった個性を持っていたし、女優さんの仕事も一生懸命されているので、ぜひ出ていただきたいなと。松本くんの役は、前回は斎藤工くんがやってくれたイケメンポジションですから、特撮ヒーロー出身でフレッシュな彼にぴったりで。2人ともすごく適役だと思っています。
篠田 コメディはすごくやりたかったんです。舞台ではわりと強い女性とか戦う役とかが多くて。コメディは苦手意識もあって、これからの課題だなと思っていたところに、ちょうどお話をいただいて絶対やりたいと。
宅間 コメディが苦手には見えないけどね。グループの仕事も、できませんとかではやっていけないと思うし。そこであれだけのポジションを確立したのは、不得意なものもちゃんとクリアしてきたんだろうなと。
篠田 コメディは、やったら絶対楽しくなるだろうというのは、自分でもわかるんです。だから今回ちゃんとやってみて、その結果を感じたいなと。
宅間 すごく頭がいいのを感じる。それは芝居をするうえで一番大事だし、出てもらって正解だったなと。松本くんもコメディは初めてだよね。
松本 今回はすべてが挑戦です。ふだんからお笑いにはあまり触れてこなかったので、大きな挑戦がきたなと。
──蓮太郎は難しい役ですね。振り回されるし、ふざけられないし。
宅間 今回出てくださる(片岡)鶴太郎さんもおっしゃっているんですが、芸人さんの笑いとコメディの笑いは質が違っていて、俳優の作る笑いは、笑わせるのではなく笑われることだと。だから一生懸命にやって、結果それが笑われるのが一番なんです。お客様は神目線で、登場人物たちの勘違いや間違いを知ってて右往左往を笑って楽しむ。だからその役を一生懸命に突き進んでいけば、お客様にちゃんと笑われるはずなんです。
松本 ちょっと気が楽になりました(笑)。
宅間 工くんも稽古場で恥ずかしがって、「もっとテンションあげてあげて」と言っても「いや、できないです」とか言ってたのに、今ではCMとかではっちゃけてるし(笑)。その公演中もどんどん笑いを欲しがりになっていって(笑)。それはやっぱりお客様がドーンと笑ってくれるのが気持ちいいからで、しまいには余計な事までやりだしましたからね(笑)。だからまず稽古場でたくさん笑われて、恥ずかしさをクリアすればいいんで。まりこ様はそこはもうクリアしてると思うけど。
篠田 舞台の生の反応は、秋葉原で毎日ライブをしている時にすごく感じました。客席と近いのでけっこう表情とか見えるんですよ。それで冷静な人をどれだけ巻き込んで盛り上げていくか、毎回必死でしたから。逆に大きな劇場だとお客さんの目とか見えないので、ある意味ラクなんです。
宅間 それはあるね。
篠田 でも空気はわかるんですよね。お客様が集中しているなとか、それが感覚でわかる瞬間があってゾクゾクします。
松本 僕も舞台経験は少ないんですけど、舞台は好きです。初舞台の作品でも笑わせる場面があったんですが、初日にすべって、かなり心折れました(笑)。でも、笑いがとれるとすごく楽しかったです。

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劇場いっぱいの「笑いの圧」を
味わってもらいたい

──宅間さんから二人を見て、今回の役と重なる部分は?
宅間 ふみという役はとび一家のお嬢でマドンナですけど、気っ風がよくて真っ直ぐなんです。篠田さんのパブリックイメージは「まりこ様」ですけど、そことのギャップとか本人の持つキュートさを出したいと思うし、それがきっと魅力的に出るだるうなと思ってます。
篠田 いろいろ遊べる役かなと思っていて、宅間さんとの場面とか、ぐいぐい行きたいなと思ってます。
宅間 それは嬉しいな(笑)。
篠田 富雄はふだんオラオラなのに女性には弱い部分があって、本来の宅間さんもそのままじゃないかなと思うし、そこが観てる人にも楽しいところなので、そこを全面的に引っ張り出したいと、個人的に思ってます。
宅間 頼もしい(笑)。松本くんは、前回の工より年齢がぐんと若いけど、雰囲気はちょっと似ているなと。真面目なところとか育ちの良さとか。
松本 蓮太郎は必死に言い訳を考えたり、心が忙しくて、その場の状況に振り回されているのが、観ている方にとって面白いのだろうなと。なので真面目に振り回されたいと思います。
──宅間さんとの場面もありますね。
松本 すごく楽しみです。タクフェスは『ひみつ』を客席で拝見して、これまでの作品もDVDで観ていて、全部面白くて、出てくる人たちのキャラもみんな好きなんです。だから出演させていただくことは、緊張はありますけどすごく嬉しいんです。
──すでに良いチームワークができていますね、では改めて意気込みを。
松本 稽古場から自分を出してガツガツと行きます。
篠田 世の中生きていると色々なことがありますが、そのストレスを発散していただくために、ぜひこの作品を観ていただければと思います。
宅間 僕が、ちゃんとコメディをやろうと思ったのは、5、6年前の『わらいのまち』の時で、劇場で「笑いの圧」というのがあるのを本当に感じて、「こんなに圧がくるんだ!」と、自分の作品ながらちょっとびっくりするくらいの経験をしたんです。今回は『笑う巨塔』を、新たなメンバーでやるわけですが、多分あのなかなか味わえない感覚、コメディならではの「笑いの圧」の感覚を、お客様と一緒に劇場で味わいたいと思っています。

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松本享恭・宅間孝行・篠田麻里子

たくまたかゆき○東京都出身。脚本家、演出家、俳優。1997~2012年にかけて劇団「東京セレソンデラックス」、以降は「タクフェス」を主宰、辻本茂雄とのユニット「つじたく」でも活動中。俳優としての主な作品は、『新選組血風録』大河ドラマ『花燃ゆ』『嵐の涙-私たちに明日はある-』など、映画は『くちづけ』(原作・脚本・出演)『海難1890』『団地』『サムシングブルー』(「全員、片想い」内)(監督.脚本)『ラーメン食いてぇ!』(3/3公開)など。また、今年秋には、自身の作品『あいあい傘』が舞台&映画化として全国同時期公開が決定している。

しのだまりこ○福岡県出身。2006年にAKB48に加入し2013年7月卒業。以後は女優として活躍中。最近の主な出演作品は、ドラマ『水戸黄門』(BS-TBS)『脳にスマホが埋められた!』(YTV・NTV)、映画は『リアル鬼ごっこ』『テラフォーマーズ』など、舞台は『真田十勇士』、『BIOHAZARD THE Experience』、~刑事・雪平夏見シリーズ~舞台『アンフェアな月』など。映画『RE:BORN』が2017年8月公開予定。

まつもとうきょう○福岡県出身。「2014トップコート20thスターオーディション」でファイナリストに選ばれたのをきっかけに芸能界入りし、2015年に『ウルトラマンX』で俳優デビュー、劇場版にも出演。舞台は『武士白虎 もののふ白き虎』、『黒子のバスケ THE ENCOUNTER』、リーディング夢見書房シリーズvol.1『ヴェニスに死す』などに出演。

〈公演情報〉
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タクフェス春のコメディ祭!『笑う巨塔』
作・演出◇宅間孝行 
出演◇宅間孝行 篠田麻里子 松本享恭/石井愃一 梅垣義明/かとうかず子 鳥居みゆき/片岡鶴太郎 ほか
●3/29~4/8◎東京グローブ座 
〈料金〉S席8,000円、A席6,000円、B席5,000円(全席指定・税込) 
〈お問い合わせ〉サンライズプロモーション東京0570-00-3337(全日10:00~18:00) 
●4/13~15◎愛知 ウインクあいち 大ホール
●4/17~22◎兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
●4/24◎愛媛 ひめぎんホール サブホール 
●4/30◎福井 越前市文化センター 大ホール 



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