澤田育子の作・演出でハダカ座の第1回公演『ストリップ学園』ついに開幕!

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アグレッシブなエンターテインメント作品を発表して、作・演出家としても活躍するgood morning N°5の澤田育子。彼女が作・演出を手がけるハダカ座の第1回公演『ストリップ学園』が、1月12日、ついに開幕した。(20日まで。新宿 FACE)

前代未聞のドラマチック&乙女チック&エキセントリックなステージを謳うこの作品で、ストリップ修業をする女生徒役は全部イケメン男優たち! ミュージカル『テニスの王子様3rdシーズン』大石秀一郎役を演じた石田隼、舞台『KING OF PRISM-Over the Sunshine!』高田馬場ジョージ役を演じた古谷大和、東京ワンピースタワー『ONE PIECE LIVE ATTRACTION〝3〟PHANTOM』でルフィ役を演じた芹沢尚哉、『最遊記歌劇伝シリーズ』猪八戒役を演じた藤原祐規といった、人気者たちが挑戦している。
彼らを取り巻く人々に、CONDORSのメンバーとしての活動やテレビ出演など多岐に活躍している小林顕作、澤田とともにgood morning N°5で活動する千代田信一や藤田記子などのパワフルな芸達者たちが顔を揃えている。さらに歌手であり、多くの表現者や、舞台への詞・曲提供も行い、近年では舞台・TVなどで役者としても活動する中村 中も特別出演するなど、これまでに斬新な世界観で創り上げるステージだ。

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【あらすじ】
ここは当代随一の『ストリップ学園』。 宝ジェンヌを夢見て宝塚音楽学校へ入学するように、ストリップで天下取る夢を抱いた少女達の集う場所。
幼いころ見たストリッパーに焦がれて田舎から走って出てきた少女・ラン(古谷大和)。
ストリッパーの母親を持つ、生まれながらの踊り子、葉子(石田隼)。
ひたすらお金のために、ストリッパーになりたい朋美(芹沢尚哉)。
何不自由ないお嬢様育ちだが妖し闇を抱える姫華(藤原祐規)。
それぞれにストリッパーを目指す理由を抱えてストリップ学園に入学した、4人の少女。
入学して間もなく、ランは出入り業者の青年・喜三郎と出会い、恋に落ちる。
生徒たちのお披露目第一弾となる『ストリップ学園文化祭』に向けて厳しいレッスンをこなしながら、仲を深めていくランと喜三郎、そして姫華・葉子・朋美。
互いにぶつかりあいながら、少女たちはストリッパーになる意思をさらに固めていく。しかし喜三郎は、ランがみんなの前で脱ぐことに、抵抗を感じていた。
教官の村沢は、ランにこう告げる。「このままだとオマエ、落第だ」
ある日突然、喜三郎は姿を見せなくなってしまい、教官の村沢がまたもランに残酷な言葉を告げる…。
悲しみや怒り喜びの全てを糧にしながら、世の男たちの心とハートと体を裸にするために、少女たちは脱ぎ、歌い、踊り続ける!『アゲハ』という伝説のストリッパーの称号を目指して!!『アゲハ』の称号を掴み羽ばたくのは一体!?

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会場に作られた360°の円形ステージ、それがぐるぐると回って場面を変えたり、ストリップのステージとなったりする。四方に出入りする通路もあり、出演者たちがステージから降りてきて目の前で踊るなど、会場全体が物語の中にすっかり取り込まれる。

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イケメンたちが演じるストリッパー志望の女生徒たちはいずれも可憐でチャーミング。それぞれの思いや夢を抱いてストリップの世界へと挑んでいく。その姿は真摯であり純粋で、心からエールを送りたくなる。

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物語が進むにつれ、彼女たちの生きてきた背景も描き出されて、人間がハダカになることについての作者の洞察力と愛と人生哲学がしっかりと伝わってくる。

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米米クラブのメンバーだった金子隆博が音楽を担当していて、華やかなダンスシーンやエロチックなストリップ場面を、ポップにブルージーに彩っている。
 
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この公演は、ストリップのパフォーマンス場面でパフォマーへのチップ、紙テープ投げ、パンティを振り回すなど観客参加が可能な時間も用意してある(チップとリボンに模した紙テープは物販にて販売・特典付き)。
物語に感動して泣いて笑って、出演者の振り切り方に喝采を送り、クライマックスシーンではステージと一体化。観る者も全身で楽しめて、爽快感と生きるパワーをもらえる公演に仕上がっている。

【会見と質疑応答】
 

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小林顕作、芹沢尚哉、古谷大和、石田 隼、藤原祐規、(中村 中パネル)

この公演の初日前に出演者たちと作・演出の澤田育子の会見が行われた。

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小林顕作
澤田さんとは長い付き合いなんですけど、澤田さんのお芝居は出るもんじゃなく、観るもんだと思ってるんです。とても激しいので出るのは嫌なんです(笑)。観るぶんにはすごく楽しいんですが(笑)。ただ今回は、どうしても出て欲しいんだよねと言われて、じゃあ、一生に一度だけ出ようとかと思って。でも、稽古場に1日いただけでものすごく後悔しました(笑)。めちゃくちゃ激しい稽古で、でも、この若い子たちが、ものすごく一生懸命がんばってくれてるので、それに後押しされてがんばれるというか。そういった感じで、今日めでたく初日を迎えられたことは幸せですし、がんばっていきたいなと思っています。でもまだちょっぴり後悔はしています(笑)。

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芹沢尚哉
朋美役の芹沢尚哉です。今回、座組の中では一応僕が最年少になるんですけども、本当に優しい良い先輩方に囲まれ、刺激的な現場でした。ハダカ座Vo.1ということで、「お客さんも一緒になって心も体も丸ハダカに」がテーマになっていると思うので、僕らがそれを先導して、観に来てくれた方が元気いっぱいで帰れるような作品作りをしたいと思います。後悔のないように、1公演1公演、全力で魂込めて朋美を演じたいと思っています。よろしくお願いします。

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古谷大和
ラン役の古谷大和です。初日を迎える今、「やっとか」って思っています。稽古の始めのほうから、ずっと本番が待ち遠してくて、どんなふうになるのか、どんなふうにお客さんに届けるのか、すごくすごく楽しみで、やっとやっと迎えた初日で、今この瞬間も、本番がどんなふうになるのか、ワクワクしている、そんな感じです。今からもう、千秋楽が寂しく思えるくらいで、最初のほうからそれがずっと寂しくて、それくらい良い座組にいるなって思ってて、すごく素敵な人がいっぱいだなと。今、顕作さんの気持ちを初めて知ったんですが(笑)、出会えてよかったと思ってます(笑)。澤田さんともはじめましてだったんですが、その前に『豪雪』という作品を見て、「わあ、とんでもない作品だ」と思った自分が、今こうやって初日を迎えて、うれしい気持ちと楽しみな気持ちでいっぱいです。皆さんに楽しんでいただければいいなと思っています。

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石田隼
葉子役の石田隼です。稽古場から、いや稽古始まる前から、ずっとこの作品を全力で作ってきました。僕たちは全力だけど、プラス隣のおじさま(小林顕作)もずっと全力で、澤田さんもずっと全力で演出してくださって、あと、盆を回したりしてくださる方も全力で。キャスト、スタッフさん、みんなが全力で汗を流しているし、この舞台は袖にハケても僕らはずっと汗を流して着替えてて(笑)。だから1時間50分、ずっと汗を流して一生懸命、精いっぱいがんばっているので、皆さんも全力で楽しんでいただければすごくうれしいです。ハダカ座Vo.1がこれからも続いていくように、でも今日は初日なので、初日に向けて全力で演じます。皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです。よろしくお願いします。

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藤原祐規
姫華の藤原祐規です。みんな言っていたように澤田さんの『豪雪』という作品を観て「とんでもない作品だぞ」と思い、これはたいへんなことになるぞと思いました。実際に初日からものすごい量のものを詰め込んで、そのまま1日たりとも楽な日はなく、死にそうになりながらここまでやってきました(笑)。限界超えるくらいに稽古してきたつもりだったんですけど、ゲネプロで取材の方がお客さんとして入ってくれて、さらにもう一段階、勝手に上がった自分たちがいて、さらに死にそうになってます(笑)。これが初日になったらどうなるかわからないですが(笑)、絞り出して、限界のその先にあるものをお客さんにガツンと見せてやって、圧倒してやりたいなと思います。千秋楽まで全力でケガのないように走り抜けたいと思います。がんばります。よろしくお願いします。

澤田育子(脚本・演出)
皆さんのコメント聞いて、今後、私の作品に出てくださる役者さんがいなくなっちゃうのではと、非常に不安なんですが(笑)。厳しいというよりシツコイんです(笑)。作品を観ていただけばおわかりのように、私は、自分の好きなものを、もういいよってくらいに詰め込みたいという。それをやらせてくれたことに本当に感謝してます。そして、そんなヘンテコリンな設定のお話に、迷いもせず全力で取り組んでくれる可愛い彼ら。「千秋楽が寂しい」とか、そういう可愛いこと言われたら、「もう早く第2弾やろうね」っていう気持ちが湧き上がります(笑)。小林顕作先輩も、千秋楽には「次も絶対に出る」と言ってくださると信じてます(笑)。私はもともとストリップが好きなので、その自分の好きな感覚だけを詰め込んで、イヤなものは1個も入れてないというのは自信を持って言えますし、肉体的なストリップだけでなく、役者としての精神的なストリップ、「むき出し感」を同時に楽しんでいただけたらなと思っています。どうぞよろしくお願いします。
 
──皆さんストリッパーになりきるための自主練などはどんなことを?
古谷 まず稽古が始まる前にストリップを観に行きました。これをやるには、ああいうことやこういうことが必要だねと。そして、まず筋トレからはじめようと、毎日みんなで筋トレしてました。
芹沢 ストレッチとか、サーキットとか、筋トレだけで1日終わるくらいで。
古谷 途中から、いや、そういうことでもないだろと、この世界で生きることが大事だなと思って、それをやりつつ、この作品を作り上げていくために必要なエネルギーみたいなものを大事に、稽古していったと思います。
石田 心のストリップというのがあるので、意外と普通の芝居と変わらないというか。
藤原 むちゃくちゃやってるようで関係性や裏設定とかを大事に考えて、親との関係とか、そういうものを大事にしながら。
小林 僕は1週間くらい遅れて稽古に参加したから、すでに筋トレするという状況が作られていて、ますます激しい稽古場だなと(笑)。ちゃんと付き合いましたよ。背中とか痛くなっていやだなと思いながら(笑)。役は伝説のストリッパーとして出るんですが、ほかの役も演じるから、自分が何をやっているのかわからなくなってきて(笑)ストリップというより人格破壊にチャレンジしました(笑)。

s__ST13941-1_全員
【後列】野口裕樹、久保田南美、千代田信一、ロッキン=ヨーコ、藤田記子、境秀人、岩男海史
【前列】小林顕作、芹沢尚哉、古谷大和、石田 隼、藤原祐規、(中村 中パネル)

〈公演情報〉
はだか
ハダカ座公演 vol.1 『ストリップ学園』
脚本・演出◇澤田育子
音楽◇金子隆博  
振付◇竹森徳芳
出演◇石田 隼 古谷大和 芹沢尚哉 藤原祐規/千代田信一 藤田記子/
久保田南美 境秀人 野口裕樹 岩男海史/ロッキン=ヨーコ
/中村 中(特別出演・歌)/小林顕作
●1/12~20◎新宿 FACE
〈料金〉カブリツキシート¥12,000(最前列シート/特典付き・税込/ドリンク代500円含) プレミアムシート¥8,900(特典付き・税込/ドリンク代500円含) 一般席¥6,400(税込/ドリンク代500円含)(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉http://www.clie.asia/strip/

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【文/榊原和子 写真提供/CLIE 撮影/鏡田伸幸】



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