時間と空間を超えて登場人物の性と、演じる役者の性がクロスする衝撃作!『クラウドナイン』12月に上演!

170821_cloudnine_senzai

演出家・女優として活躍中の木野花が、29年ぶりに挑む衝撃作『クラウドナイン』が、「大人計画」のモチロンプロデュースにより、12月1日より東京芸術劇場シアターイーストにて上演される。

本作品は、フェミニズム演劇の旗手として知られるイギリスの劇作家、キャリル・チャーチルにより、1979年にイギリスで発表され、NYのオフブロードウェイでロングラン上演されたヒット作。木野花が本作の演出をするのは1988年以来で、今回で3度目となる。

出演は、大人計画のパワーみなぎる俳優4名、伊勢志摩・正名僕蔵・平岩紙・宍戸美和公と、ドラマやバラエティー、映画や舞台と様々なジャンルで個性を発揮している俳優4名、髙嶋政宏、三浦貴大、石橋けい、入江雅人という8名が顔を揃えている。

戯曲『クラウドナイン』は、1880年頃の、イギリス植民地時代のアフリカに移住した破天荒な家族を描いた、二幕構成の舞台で、2つの斬新な仕掛けがある。
1つは、登場人物を演じる役者が、一幕と二幕で変わること。しかも役者の性別までも変わる。例えば、家族の妻・ベティを一幕では三浦貴大が演じ、二幕では伊勢志摩が演じる。また、一人息子・エドワードを一幕では平岩紙が、二幕では髙嶋政宏が演じる。
もう1つは、一幕では家父長制にあるヴィクトリア朝時代が舞台だが、二幕は100年後の現代のロンドンに設定されている。にもかかわらず、登場人物たちは25才しか年を取っていないという、摩訶不思議な仕掛けになっている。さらに観客を驚かせる(楽しませる)のは、不倫・同性愛・少年愛など何でもござれの赤裸々なセリフたち。
時も、空間も、性も、あらゆる役割から解き放たれた舞台に見えてくるのは、いつの時代も変わらない人間の愚かさ、情けなさ、そして“愛おしいほどのどうしようもなさ”なのだ。

相関図
【あらすじ】
イギリスの植民地だった時代のアフリカ。この地を管理するために、本国からやって来たある家族の物語。
家長のクライヴ(髙嶋政宏)は、国家と常識を重んじる男らしい父親。だけど時折り襲う嵐のような欲望の奴隷。
その妻ベティ(三浦貴大)は、夫を愛する貞淑な妻であろうとするあまり、夫の友人にも愛情のおすそ分け。
一人息子エドワード(平岩紙)は、父親に認められる強い男になりたい!と願いつつ、夢中になるのはお人形遊び。
家族が平和であれ,,と、全てを見て見ぬふりの祖母のモード(宍戸美和公)。
そこに隣人の、欲望のままに生きるハガネの女ソンダース夫人(伊勢志摩)、一見ワイルドなイケメン探検家ハリー(入江雅人)、男を知らない純情な家庭教師エレン(石橋けい)、そして、両親をイギリス兵に殺された従順な召使いジョシュア(正名僕蔵)が加わり‥‥
理想の自分と現実の自分自身。そのギャップに右往左往しながら暗中模索する、不器用な家族の、バカバカしくも切ない25年間の成長の軌跡。
※「クラウドナイン」とは、真夏の抜けるような青空に浮かぶ積乱雲(入道雲)という気象用語が転じて、幸福の絶頂の“ハイ”な気分を指している。

【コメント】

木野花(演出)
この作品は29年前、まだ30代でしたが、とても体力を消耗した事を覚えています。今回、演出ではありますが、万全を期して今からジムに通い、体力づくりをしています(笑)。出演者の皆に負けないような、パワフルな舞台にするべく気合は十分です。
『クラウドナイン』は、構成、台詞、キャスティング、全てにおいて斬新で、何でもありの世界を創り出している、実験的とも言える脚本です。その何でもありに、演出および役者が追いつけるかどうか文字通り、挑戦です。まず何が何でも台本に喰いついて、面白い作品にします!と断言するところから出発しようと思います。
冬の空に積乱雲を浮かべる勢いで、引くに引けない、私達のギリギリを観ていただきたい。

髙嶋政宏(クライヴ/エドワード役) 
オファーを頂けて、本当に嬉しかったです。「大人計画」のモチロンプロデュースと聞いたとき、いつも拝見しているあの人たちに関われるのか!と思い、とても嬉しかったですね。
『クラウドナイン』を最初に読んだときは、赤裸々な性表現ばかりが頭に入ってきたのですが、何度も何度も読んでいるうちに、チャーチルさんの創り上げた、構成の見事さに感心しました。「これが分かったら、次はこれも分かるかな~?」と言われているような、緻密な構成です。いやらしい戯曲の書き方ですよね(笑)。
今回は、脳みそがパンパンになるほど、大変な稽古になると思います。でも、僕の持論として、稽古や本番中が楽にできて、よい作品になった試しは、一度もないので、きっと今回は素晴らしい作品をお届けできるんじゃないかと思っています。

〈公演情報〉
モチロンプロデュース『クラウドナイン』
作◇キャリル・チャーチル   
翻訳◇松岡和子
演出◇木野 花
出演◇髙嶋政宏 伊勢志摩 三浦貴大 正名僕蔵 平岩紙 宍戸美和公 石橋けい 入江雅人
●12/1~17◎東京芸術劇場 シアターイースト
〈料金〉6,800円 ヤング券3,800円(22歳以下、チケットぴあ前売のみ)(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉大人計画03-3327-4312(平日11:00~19:00) 
●12/22~24◎OBP円形ホール
〈料金〉7,500円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉キョードーインフォメーション 0570-200-888 (平日10:00~18:00)
〈前売開始〉東京・大阪ともに 9月30日(土) AM10:00~
 http://otonakeikaku.jp/2017cloudnine/





会員様限定キャンペーン実施中!

kick shop nikkan engeki