勘九郎・染五郎・七之助で野田秀樹の傑作『野田版 桜の森の満開の下』を8月に歌舞伎座で上演!

kabukiza_201708fl_23b0052dfd01725c99dc33140b46543e

野田秀樹の作・演出で傑作として知られる『贋作(にせさく) 桜の森の満開の下』が、『野田版 桜の森の満開の下』となって、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」の第三部に上演されることになった。

歌舞伎座における野田作品は、これまで01年『野田版 研辰の討たれ』、03年『野田版 鼠小僧』、08年『野田版 愛陀姫』と、三作品が発表されている。
 
この『野田版 桜の森の満開の下』は、劇団夢の遊眠社時代に『贋作 桜の森の満開の下』として1989年に初演。坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」をモチーフに、飛騨匠と国盗りの物語に男女の破滅的な愛を絡めた重層的な作品で、野田戯曲の中でも屈指の傑作として人気を誇っている。92年に夢の遊眠社公演として再演されたのち、01年に新国立劇場主催で再々演された。
今回は、野田と親交のあつかった故中村勘三郎との縁を引き継いで、息子の中村勘九郎が主演、新たに歌舞伎作品として立ち上げる。

【配役】
耳男    勘九郎
オオアマ  染五郎
夜長姫   七之助
早寝姫   梅枝
マナコ   猿弥
赤名人   亀蔵  
エンマ   彌十郎
ヒダの王  扇雀

なお「八月納涼歌舞伎」の第一部は、『刺青奇偶(いれずみちょうはん)』『玉兎(たまうさぎ)』『団子売(だんごうり)』。
長谷川伸による新歌舞伎の名作『刺青奇偶』では中車と七之助が夫婦を演じる、また『玉兎』は、中村勘九郎の長男勘太郎が、おとぎ話にちなんだ舞踊に一人で挑戦する。『団子売』は十八世勘三郎&十世三津五郎の名コンビで度々上演された舞踊を、猿之助と勘九郎の顔合わせで上演する。

第ニ部は、『修禅寺物語(しゅぜんじものがたり)』と『東海道中膝栗毛 (とうかいどうちゅうひざくりげ)歌舞伎座捕物帖』。
『修禅寺物語』は、初代坂東好太郎三十七回忌、二世坂東吉弥十三回忌追善狂言。父、兄の追善に寄せて、坂東彌十郎をはじめとしたゆかりの俳優が勤める。『東海道中膝栗毛』は、昨年の納涼歌舞伎で話題を集めた染五郎・猿之助の弥次さん喜多さんの珍道中。今回は、歌舞伎座を舞台にしたミステリー仕立てのストーリーとなる。
※昨年の『東海道中膝栗毛』はシネマ歌舞伎として、6月3日から東劇ほか全国で上映中。


〈公演情報〉
「八月納涼歌舞伎」
第一部 「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」
    「上 玉兎(たまうさぎ)」
    「下 団子売(だんごうり)」
第二部 「修禅寺物語(しゅぜんじものがたり)」
    「東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」
第三部 「野田版 桜の森の満開の下(さくらのもりのまんかいのした)」
●8/9~27◎歌舞伎座
第一部 午前11時~
第二部 午後2時15分~
第三部 午後6時30分~
〈料金〉1等席15,000円 2等席11,000円 3階A席5,000円 3階B席3,000円 1階桟敷席17,000円(全席指定・税込)
〈チケット発売〉7月12日(水) 
〈お問い合わせ〉チケットホン松竹 0570-000-489