松本錦升 (市川染五郎)らによる新しい日本舞踊 未来座『賽=SAI=』6月に上演!

市川染五郎

日本舞踊協会は、3年ぶりの新作上演となる新たなシリーズの第1弾、日本舞踊 未来座『賽=SAI=』を6月15日~18日に国立劇場小劇場にて上演する。
 
SAIとは「Succession And Innovation」。すなわち継承と革新。伝統をつなぎながら、“今”こそ一番輝き、そして“未来”へと光を放つ公演でありたい。そんな願いが込められている。また、SAIには賽子の賽の字を重ね合わせて、振られた賽子のように姿を変える日本舞踊の多彩さ、常に進化を目指していく、この公演の決意も表している。
今回は、水にまつわる4つの作品を上演。絶え間ない水の流れと過去、現在、未来へと移ろう時の流れが重なり合っていく…、水と時の世界を日本舞踊でたどる。愛や優しさを描くものから、コミカルな野良猫達の小さなコミュニティーを描いたものまで、涙したり、笑ったりと楽しめる公演となっている。

【演目】
 
「水ものがたり」
水の精が住むという小さな村にたどりついた一人の傷付いた男。実直さと同時に危うさをはらむ男は、永遠に流れ続ける水の流れに勇気づけられたり、愛や優しさを知っていく。水を通して〈永遠の愛〉を問いかける。
演出・振付:中村梅彌 振付:藤間直三 脚本:矢代朝子 作曲:常磐津文字兵衛 作調:仙波清彦
出演:松本錦升(市川染五郎)/松本錦升/尾上京/花柳ツル/坂東幸奈/中村梅/若柳佑輝子ほか

「女人角田(にょにん すみだ)~たゆたふ~」
今が盛りの華、舞踊家五人衆が艶やかな俚奏楽にのせて、名舞台の一瞬を日本舞踊独特の素踊り形式で甦らせる。「明治一代女」‐浜町河岸‐、「隅田川」‐班女前‐、「吉原」‐遊女八ツ橋花魁道中‐、「三人吉三」‐大川の場‐。
振付:橘芳慧 構成:織田紘二 作曲:本條秀太郎
出演:尾上紫/花柳貴代人/藤蔭静枝/藤間恵都子/水木佑歌

「当世うき夜猫」
時は現代、都会の片隅で楽しく生きる野良猫達の小さなコミュニティーに、ある雨上がりの夜事件が起きます。降りかかる災害、移民の受け入れ、人間社会にも必要なのは、強い絆で結ばれる事ではないかと問いかける。
演出:花柳輔太朗 振付:若柳吉優、花柳輔瑞佳 音楽:上妻宏光
出演:猿若清三郎/花ノ本海/藤間爽子ほか

「擽-くすぐり-」
水ー無色透明。無味無臭ー くすぐるーくすぐられると笑うーなにものとも交じり合う“水”と“水”が、くすぐり合うことで起こる“水の未来”。肉体のすべてを使った“おどり遊び”で心ゆくまで笑いたい。
演出:市川染五郎 振付:松本錦升 音楽:仙波清彦
出演:尾上紫/西川扇左衛門/花柳幸舞音/花柳輔蔵/花柳楽人/松本錦紫/松本錦升(市川染五郎)/若柳延祐/若柳竜公

関連イベント『未来座 SAI 大人のたしなみ講座~日本舞踊~』

この公演に先がけて、日本舞踊をもっと知って、身近に感じてもらい、鑑賞をもっと楽しんでもらおうと企画されたイベント『未来座 SAI 大人のたしなみ講座~日本舞踊~』が、5月27日に開催される。

第一限講座
“美しい所作を!” 講師:橘 芳慧 13:30~15:00(12:45~受付)
大河ドラマ「おんな城主 直虎」で所作指導を務める橘流家元・橘芳慧による日本舞踊の基本的な所作を学ぶ。
第二限講座
“日本舞踊を知ろう!” 講師:中村梅彌 16:00~17:30(15:15~受付)
中村流家元・中村梅彌による日本舞踊の振りや動きの意味を学ぶ。
第三限講座
“実践!踊ってみる!” 講師:花柳輔太朗 18:30~20:00(17:45~受付)
花柳流花柳会理事・花柳輔太朗による6月に開催される第一回日本舞踊 未来座『賽 SAI』公演の演目のひとつ『当世うき夜猫』の振付を学ぶ。
 
いずれの講座も最後には、松本錦升(市川染五郎)による舞踊が披露される。
会場は親子丼発祥の鶏料理の老舗「玉ひで」。講座定員30名までという少人数の濃密な空間で日本舞踊に親しめる機会だ。当日は浴衣の無料貸出しもある。
イベントは有料で、参加には「未来座」と講座のセット券が必要(事前チケット購入必要)。


〈公演情報〉
未来座=賽=宣伝ヴィジュアル

日本舞踊 未来座『賽=SAI=』
出演◇松本錦升(市川染五郎)/尾上京/花柳ツル/坂東幸奈/中村梅/若柳佑輝子/尾上紫/花柳貴代人/藤蔭静枝/藤間恵都子/水木佑歌/猿若清三郎/花ノ本海/藤間爽子/西川扇左衛門/花柳幸舞音/花柳輔蔵/花柳楽人/松本錦紫/若柳延祐/若柳竜公 他
●6/15~18◎国立劇場 小劇場
〈料金〉7,000円(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉日本舞踊協会 03-3533-6455

 

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